こうるさいワインオタクも知らないワインの逸話

躍進するチリワイン98/4/12

実はですね私がワインアドバイザーの試験を受けた頃はチリワインって教科書にも問題にも出なかったんですよ。つまり、日本ソムリエ協会は6年前にはチリワインなんて鼻にもとめてなかったの。というか、当時はヨーロッパ一辺倒でドイツとフランス・イタリアに関してのオタッキー試験だったのね。しかし、最近はチリアルゼンチンとか南米は品質を上げてきて、世界のワインマーケットを揺るがす存在になってしまったのね。で、今日はあのジェトロが発表したチリワインの輸入状況のレポートをそのまま載せますね。オチのない文章ですがよろしく!

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〜安価かつ高品質で高い評価〜 (農水産調査課発)  近年、ワイン人気が高まっている。果実酒課税数量をみると、ワイン消費はバブル崩壊後93年(11万234キロリットル)まで減少を続けていたが、94年からは国産品、 輸入品とも年々増加し、96年には16万6,827キロリットルと、93年の1.5倍となった。  これは、94年から発売されている低価格ワインの登場がきっかけとなり、赤ワイン が健康に良いとの評価でさらに市場が拡大したためで、今ではもはや一過性の流行で はなく、食卓に定着してきたとみられている。  増加が続くワイン輸入の中でも、新興産地であるチリワインの伸びが目立つ。これ にはチリワインが安価な上に、高品質であることが背景にあるとみられている。今回 は、そのチリワインにスポットをあて、日本における輸入動向、チリワインの特徴な どについてまとめてみた。

<日本のワイン輸入の中で際立つ伸び>  

日本の近年のワイン輸入量をみると、93年の6万8,800キロリットルを底に年々増 加しており、97年には14万7,438キロリットルと93年の2.1倍となった。  また、そのうちチリワインについてみると、93年の1,480キロリットルから97年に は7,198キロリットルと4.9倍に達し、好調なワイン輸入のなかでも際立って伸びてい る。  さらに、チリワインの輸入内訳をみると、以前はバルクワイン(150リットル超の 容器入り)がそのほとんどを占めていたが、これまで100キロリットル台であったボ トルワイン(2リットル以下の容器入り)が最近急激に伸びている。97年には5,545 キロリットルと、93年(113キロリットル)の実に49倍となり、チリワイン輸入量全 体に占めるシエアも、93年の7.6%から97年には77.0%へと伸びており、輸入構成が バルクワインからボトルワインへとシフトしていることがわかる

<成果が現れた輸出努力>  

チリでは、80年代にフランスなどワイン先進国から近代的な設備と最新の技術が導 入され、輸出用の高品質なワインの生産が始まった。これに伴いワインの生産量は、91年の28万2,239キロリットルから、96年には38万 2,369キロリットルへと35.5%増加した。この間、国内消費量が低迷しているにもか かわらず、輸出量は91年の6万4,674キロリットルから、96年に18万4,092キロリット ルへと2.8倍にまで増加し。ワインの輸出に関しては、チリ外務省輸出振興局と民間が共同で、日本、シンガポ ール、タイ、香港などにワイン輸出ミッションを派遣し、セミナー、試飲会、商談会 などの実施を通じて、現地での代理店を見つけるなど大きな成果をあげている。ワインメーカーは42社(94年時点)あり、この中で売り上げ(95年時点)が大きい のはコンチャ・イ・トロ(Concha y Toro、336億9,640万ペソ、1ドル=約452ペソ) 、サンタ・リタ(Santa Rita、210億6,020万ペソ)、サン・ペドロ(San Pedro、132 億400万ペソ)、ウンドゥラガ(Undurraga、79億8,880万ペソ)、サンタ・エミリア ナ(Santa Emiliana、50億8,940万ペソ)などとなっている。 <「ビネクスポ97」でも高い評価>  チリは南北に長く東西はアンデス山脈と太平洋に挟まれ、また、中部地方は地中海 性気候のため夏は乾期で雨がほとんど降らず、1日の気温の高低差が大きいことから 、風土は豊かで変化に富みブドウ栽培に適している。また、19世紀に欧州で猛威を振 るった害虫の影響を受けておらず、ブドウの病気も発生しにくいため、良質のワイン が生産できるといわれている。主なブドウの品種は、カベルネ・ソーヴィニヨン、ソ ーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、メルローなどである。  また、人件費、農地、水などのコストが欧米などと比べて安価なため、製品は価格 競争力を有し、フランス産なら5,000〜6,000円クラスのワインが1,000円前後で買え るといわれている。チリワインは品質においても高い評価を受けており、世界のワインとアルコール飲 料の見本市「ビネクスポ97」で行なわれた最上級のコンクール「CIVART」で、トロフ ィー(大金賞)2個、優秀賞6個を獲得した。これはフランスに次いで堂々2位の成 績であり、改めてチリワインが世界レベルで高い評価を受けていることを裏付けた。 <まだ伸びる対日輸出>  チリは、94年に日本におけるボトルワイン輸入相手国の9位であったが、95年に8 位、96年に6位、そして97年には5位にまで浮上し、その座を堅実なものとした感が ある。チリのワイン輸出は、新しいワイン製造メーカーの参入、アジア・太平洋地域への 市場の多様化などにより、ボトルワインを中心として今後も拡大を続けると予想され 、チリワイン業界は、輸出額が2000年に95年の2倍以上にあたる4億ドルに達するこ とを目標としている。  また、日本の1人当たりの年間ワイン消費量は現在約1.3リットルと、フランスの 60リットル台には遠く及ばないが、業界関係者は近い将来、年間消費量が5リットル までは増えるとみており、ワイン需要の将来は明るい。  このような状況から、今後消費者がチリワインを飲む機会がますます増えると考え られ、一定の品質の製品を安定的に供給することが可能であれば、日本におけるチリ ワインの輸入はさらに伸びるであろう。 (小野寺宏和)

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