こうるさいワインオタクも知らないワインの逸話

テーブルクロスとワインの微妙な関係97/9/23

今日も色のお話。フランスの食物学者ジャック・ピュイゼ博士の著「Le gout juste」(味の真髄)からのご紹介。この先生、国際ワインアカデミー会長という肩書きの通り、ワインと食事の組合せなどの大家でして、彼の言ってることが素晴らしい。彼曰く、「人間の舌とは幼年期に形成されるもの」という持論の持ち主で、彼とフランスの文部省が組んで、フランスの小学校に「食の時間」というものを実験的に導入しているのです。例えば、給食に星付シェフを呼んできたり、「食の時間」では星の数ほどあるチーズの種類を教えたり、などなど彼の活動は「フランスの小学生羨ましいやんか!」と思わせるものばかりで、日本の文部大臣も見習って欲しいと思うものばかりです。一度来日なさったときにお目に掛かりましたが、物静かなインテリおじいちゃんという感じでした。

紹介が長くなりましたが、その彼の有名な著からおもしろい項目がありましたのでご紹介。
「ワインとテーブルクロスの色の微妙な関係」

●白色のクロス 赤白ワインには良い。ロゼは灰色に見える危険性有り。

青色のクロス すべてのワインがまずそうに見える。(寒色ですもんね)

ベージュのクロス(彼は山羊色と表現) 白や若い赤については非常に効果的。ロゼに関しては酸化したような色合いに。

のクロス 白ワインを引き立たせる色。でも古い赤ワインは焼けた紫色に見える。

ピンクのクロス 白以外のワインをすべて引き立たせる。

などなどです。やはり白かベージュが目に優しくて一番良いみたいですね。ロゼに関してはサーモン色が一番素敵に見えるらしいです。いやはやいやはや。皆さん、今度のワイン会ではテーブルクロスの色から気配りしてくださいね。彼曰く、「フランス国内でも北部とプロバンスの辺では光が違うのでその点も留意すること」という但し書き付です。「明るい蛍光灯王国のニッポンではどうなるのですか?」ともお尋ねしたいのですが、それはまた、みなさんご自身で研究してくださいね。ご報告待ってます。

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