こうるさいワインオタクも知らないワインの逸話

カタカナの色トリック97/9/15

今日は色のお話。ワインを鑑賞するにあたって、視覚・嗅覚・味覚・官能に発展するわけですから、一番最初の視覚関係の「色」のお話を。

ワイン色というのはだいたい赤ワイン色を連想しますが、どのような色を想像されるでしょうか?光りの具合やバックの色でグラスの中の色は変化しやすく、同じワインでも電灯の色でだいぶ違います。真剣なワインティスティングをするときはお昼前の太陽の光と真っ白の壁が理想とされます。蛍光灯より自然光のほうが良いのです。実は、「昼前」の光というのはある意味で少しお腹が空いてきて五感が敏感になってきている時だからという要因も大事なのです。同じ赤ワインでもその年齢によって色がだんだん変化してきます。90年代の赤ワインなどは紫に近く、古酒になればなるほど褐色の美しい肌・レンガのような色になってきます。

さて、「色」について。良くソムリエなどが使う表現で

●ガーネット色 ●アメジスト色 ●ルビー色 ●ラズベリー色 ●モホガニー色
などがあります。一体どのような色かご想像できるでしょうか?日本語訳をすると
●ガーネット= 海老茶色・ガーネットは1月の誕生石(赤ワイン一般) ●アメジスト= 紫水晶・2月の誕生石(若い赤ワイン) 
●ルビー= 茜色・7月の誕生石(ブルゴーニュに多い明るい色合い) ●ラズベリー= 赤紫・きいちご色(赤ワイン一般) ●モホガニー= 檜皮色(ひわだ色)檜などの樹皮の色(古酒に多いですね)
なーんだ。難しそうに言うからわかんないじゃないの。でも日本語表現ならなんとなく想像がつきますよね。宝石については、もらったこともなく、わからないので、一度宝石屋さんのショーウインドーで確かめたことがあるのですが、宝石も値段によって色が違うのであてにならないと思いました。メールで色が伝わらないのが残念です。

ブルゴーニュだからルビー・ボルドーだからガーネットなど、言われていますが、色もその時の湿度や光でだいぶ変わることですし、公式などないのです。あと、国や風土によっても「綺麗に生える色」と「生えない色」があるわけです。

できればワインを楽しまれるときは勝手に「輝くウサギちゃんの目のいろ」「晴れた日の教会のレンガ色」「ハイオクガソリン色」「手垢の付いたドアのノブ色」など、いろんな表現で食卓を楽しまれては如何でしょうか?

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