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●ワイン事始め編●
第4講
賢いフランス料理店の楽しみ方
特にワインを敬遠しているお父さんを含む、フランス料理店に行ったことのあるすべての人は、ソムリエの仰々しい振る舞いに「なんでこっちが金払ってるのに恐縮して食べなければいけないだ!」など日本のフランス料理店に怒ってる方も多いはず。そんなこんな不満をお持ちの皆さまへ究極の「賢いフランス料理店の楽しみ方」を伝授いたします。
●この講義の初めにまず講師からひとこと●
「ソムリエが日本のワイン消費文化を遅らせている」という一見逆ともとれる事を私はこのワインを始めたとき、感じていました。つまり、ワインの伝道者であるべきはずの日本のソムリエがかえって、ワインを小難しいものにしてしまったのです。このA級戦犯や隠れナチのようなソムリエの責任追及はいいとして、自分の専門分野をお客様にかみ砕いて説明できないような人は即刻バッチ取り上げ!と思っています。
第1章 アペリティフ(食前酒)
まず、そこそこのレストランにはいると「食前酒は如何ですか」と尋ねてくる場合が多いです。シャンパンやキールなどが一般的ですが、別にジンやウオッカ、シェリー、ポルトを飲んでも全然おかしくありません。アペリティフはシャンパンしかいけない・・と気負わずに好きなものを頂いて下さい。但し、食欲をそそるために苦みのあるものをお奨めします。パスティスでも結構です。なんでもありです。それでイヤな顔をするようなお店だったらアペリティフだけで席を立たれても結構です。(そのかわりその分だけは支払ってね)
第2章 ワインのオーダー
次に大事なことはお料理との食物的相性と経済的相性です。
●食物的相性
一般的に肉料理は赤・魚料理は白ですが、この考えの基本は「お互いを引き立たせること」につきるのです。料理とワインが口の中で喧嘩するような組み合わせはいけません。一番手っ取り早い方法は「この食材が採れるので有名な産地のワインを頂戴」とソムリエなりに言ってみましょう。これで間違いはありません。訳の分からないフランス語やカタカナを読まずして確実で且つ素晴らしいオーダー方法です。極東の日本でこそ世界中のワインが頂けるのですが、フランスでは三ツ星レストランでさえその地方のワインを中心にしたワインリストです。同じ土と空気からできた食材とワインが相性が悪いはずがないんです。
●経済的相性
これがいちばん自腹族のオヤジにとってはネックだと思います。だいたい一般的理想はお料理の値段の1/3ですが、1/3だとどうしてもたいしたワインがリストアップされてない場合が多いです。これはほんとうにほんとうに残念なことですが間違ってでもお料理よりワインの方が高かった・・・ということは避けて下さい。ワインはあくまでも料理を引き立たせる役なんです。(まぁ、よっぽどの酒豪とレストランに行ってしまった時は腹を据えてオヤジっぷりを披露して下さい。その時には呼んでね。待ってま〜す。)
第3章 ディジェスティフ(食後酒)
単に個人的にここまでお酒を楽しめるオヤジになってほしいからこの章をつけ加えました。せかされる結婚式のフルコースはいざ知らず、レストランではどうせ来たなら食後酒までええええい、です。アルマニャックが手の中で暖かくなり、いろんな表情をみせてくれるこの瞬間がレストランでの最高の時間なんです。アタシ。。。ふふふ。
第4章 客がすべきこと
最初に戦犯級のソムリエの話をしましたが彼らも実は素晴らしいサービスを日々涙ぐましい研究を重ねてる思うので、オヤジ達にも一言、お皿を持ってきてくれたときには小声でもいいから「ありがとう」の一言を忘れずに。こういうところ女性はいつもチェックしてます。お育ちチェックです。
お陰様でご好評をいただいております、「お父さんのためのワイン講座」も(事始め編)は最終講になってしまいました。この講座が少しでも皆さんのワイン生活のきっかけになればと節に願い、冗談まじめのノリで(私はワインをまじめに語るのが非常に恥ずかしい人種です)書き上げてしまいました。初級編はここまでにして、次回からは、「お父さんのためのワイン講座」(ボルドーシャトー物語編)です。ワインの会話についていけないお父さんへネタ帳としても活用できるページです。
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