●ワイン事始め編●

 第3講

正しいワインのつき合い方(初級酒屋編)

ワインを敬遠しているお父さんの中にはワインって外国の地名や訳のわからんカタカナばっかりで「気取ってやがんの」とか「オレには関係のない世界さ・・」と最初からいぢけてるオヤジも多いはず。ということでいぢけオヤジの救世主小仲律子が「正しいワインのつき合い方(酒屋編)」をお送りします。次講はお楽しみのレストラン編です。

第1章 酒屋を見極める

●品揃えのチェック

ワインに詳しい酒屋かどうかはそのお店に入ってワイン棚をみればわかります。まず国産ばかりが並べてあるようでは要注意。国産のワインはビールなどと同じ問屋からまわってくるもので、ついで買いのケースも多々あります。こだわって置いてるなら別としてマンズ・サントリー・メルシャンで終わってる酒屋があればそこではワインを買わないでください。たぶんそういう店はビールが安いと思いますので今日はビールにしておきましょう。

●状態のチェック

いくらワインが置いてあっても、太陽がさんさんと照りつけるショーウインドーにワインが並んでるお店は危険です。暗くて、営業してるのかどうかわからないほどのお店の方がワインは良い状態で保存されてるとも言えます。ワインセラーを完備してるお店なら一応は安心なので次は勇気を持って店員に話しかけてみましょう。

第2章 ワインは明瞭会計

次に大事なことは「どんなワインが飲みたいか?」と言うことです。いきなり、店に入ってきて、「ねーちゃん、おいしいの」というチョーーーオヤジがたまにいらっしゃいますが、これは危険です。まず「色」「予算」だけでも良いから教えて下さい。お客様のなかには「ワインって言うのは西洋では水代わりだからどうせ安いんだろう」と安易な考えの方も多いのですが、古いはやり言葉でまたまた恐縮ですがなんでも「それなり」なんです。安いものは手間暇もあまりかからず、オートメーションで作られたようなワインですし、高いものは「それなり」の歴史と生産者の手間暇がかかってるんです。でもってここで私がまじめに申し上げたいのはプレミアム付のワイン(コレクターが血眼になって探すようなワイン)以外はすべて明瞭会計です。質と値段は正比例です。プレミアム付のワインっていうのははっきり言ってワインを常飲し、愛を育んでるような人たちのためのワインですから、この講座では触れません。

第3章 日本の一般常識とワイン界の一般常識

ここからが、今日の本題です。今まではちょっと職業的な訴えに走ってしまったのでオヤジ救済委員会会長として客観的視点に疑問があったらごめんなさい。ここで極論を申し上げますと、日本の一般常識とワイン界の一般常識は逆です。

日本の一般常識では高級品とは、くせがない・繊細・うす味・飲みやすい・個性がないですが、(何となくただ上品そうなだけがウリの松たかこみたいな)ワイン界では、主張がある・ダイナマイトボディ・個性的・初心者には渋いし、飲みづらい。(どっかーんのスーパーモデル)みたいな感じです。だから「飲みやすいワインちょうだい」とおっしゃって価格的には安いワインをすすめられ、オヤジプライドを傷つけられた・・・などと落ち込まないで下さい。逆に、いきなり高いワインをのんでやろう・・・というスケベ心を起こしてボルドーの古酒を飲んでもあなたには美味しくないです。ほんとうにこれからワインと付き合っていきたい・・と真剣に考えるのであれば3000円くらい握りしめてワイン屋へ走りましょう。あーやこーやと言ってるうちにあなたもワインにはまれるかもしれません。ワインは入り口は狭いかも知れませんが非常に奥深いです。

今回は非常にまじめな講座になってしまったので恐縮です。次からはまたぶっ飛びますのでご期待下さい。

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