なんでも知りたいコース 2001.11

 

 

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火のワイン

モロッコは行ったことないのですが、「夏の太陽の陽」を思いだすのが、カミュの「異邦人」です。

「ママンが死んだ」という有名な書き出しで始まるこの小説は、淡々としたなかに殺人事件も起こり、その理由が「そこに太陽があったからだ」と言い切る主人公のムルソー君。焦げ付く太陽の下で起こす劇的でない人間劇。殺人も愛し合うことも、そしてワインを作る奇跡も同じ、陽の下で無言で行われる感じ。どういう思惑があるのか、どういうヴィジョンか、幸せなのか、不幸なのかなんて考えない。太陽と共存していること。それだけが感じとれる小説と、今日ご紹介するワイン。是非ともお試しあれ!すべての食感があなたを魅了しまくります。

南仏のローヌのジゴンダス村。

火のワイン・ジゴンダス!

Gigondas Domaine Cayron 1997 \3,300

アルコール度が14%と高いのが特徴。 きっと太陽の光を一杯に浴びてブドウがよく完熟したってかんじ。 まるで太陽!エルソール!El Solってかんじ。完熟した味わいは甘さを残しながらもパワフルな印象で炎をイ メージさせてくれる!カッカッカ!じゃなくて、じんわり来る太陽。 使われているブドウはグルナッシュ種が70%であとはシラー種、ムールヴェードル種 などです。 グルナッシュ種は荒っぽいような風味がしますが、上手に完熟させますとこのような パワフルになるのね。

 

St.Joseph Alain Graillot 1997 \3,300

ローヌ地方北部の右岸出身。ローヌの中でもエレガントさが有名。開けたときの、いちご・こしょう・カシスの香りがたまらない。こんなシラーもあったんだと思えるほど。乾いた感じが鳥のグリエにぴったり。焼き鳥の場合はあまり七味を入れないでね。

で、これらにおすすめの合わせられるお料理は豚の角煮しかございません。ご家庭でお作りになるときにどうしてもパサパサになりませんか?とろっとしたいときは、水飴やはちみつを入れるのもいいんです。一度試してみてね。片栗もいいけど、甘みも入るこっちです。甘辛の基本味とそこにやってくる脂の食感。そこにまたくる、ローヌの渋み。味覚フル活動。あああん。最高ですっ!

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