りつこの秘密日記(ナパ裏日記)

林家パーコ登場      常識を叩かれるとき       禁煙天国    天才がオタクか?    ディープサンフランシスコ


よく見るとタンクの口にはあの有名な2人の影が・・
芸の細かいオーパスワンにて


99/4/29 ディープ・サンフランシスコ

実は今回の旅は10年ぶりでした。そう、10年前といえば当時アメリカを語るキーワードは「双子の赤字」でしたからん、(時代がわかるなぁ)今と比べれば、なんとなく景気が悪かった時代だから、今回行ってなんでもが改善されているのに非常にびっくりしました。

サンフランシスコに至っては倒れかけていたデパートがなんか盛り返していて、ブティック街もたくさんできたようだし、妙になんかヤッピーくさい人が多くて・・アメリカどこでもそうなんでしょうけど。

最後の一週間は基本的に一人旅だったので結構危ないところまで足をのばす事ができました。やはり研修の旅というのはみんな綺麗なところしか見せないのです。例えば市内観光もケーブルカーとかお金持ちのウロウロしてるような地区ばかりでお散歩するように設定されていました。そういえば、私達だって外人がいきなり来て大阪観光するっていって西成は見せないでしょう。どうせなら、大阪城とか京都観光で済ましてしまう。

でも私のようなへそ曲がりはかなり「通天閣の下」とかそう言うところが好きなので行ってきました!!!!別に好んでるわけではないのですが、中国人のふりをしてウロウロしてたら全然危なくないです。しょせん私らって黄色じゃん。

サンフランシスコ、ミッション+16thST もう、バリバリ怪しい。怪しすぎて、看板がスペインごと中国語だけ。いるのはヒスパニックと黒人と中国人。そこの古着屋でGAPのジーンズ4$だったのでついつい買ってしまいましたが。。。。。。。しかしこの地区はほんとうにこの好景気の影響は受けてないようでした。なんかさ、私って別に社会主義者でもなんでもないのだけどさ、ほんと、こういうところって好きなのよ。社会の裏って感じでさ。ヴィジャデランチョっていうタコス屋はまことに美味しい。

ま、本当のディープサンフランシスコはやっぱり蛇頭が握っているんでしょうなぁ。中南米も葉巻くわえたマフィアもしかり。移民したい人々の労働の結晶を吸いとってしまうのでしょうなぁ・・・・ありがちな話ですけど・・・

また、サクラメント地区の新中華街もお奨めです。、スタンフォードに留学しているお友達が教えてくれたのですがつまり昔の移民ではなく最近来たベトナムとかラオスとかミャンマーとかなんかその辺りの「こないだまでアジアにいた」人の新タウン。相変わらず危ないですが、アジアを捨て、米国人になりたいという人々の吐息も感じられる。ほんとにここは蛇頭っぽい。

ということで、サンフランシスコ案内をしてしまいましたが、なんか、いきなり空港に着いたときに日本人のお兄さんと多分サンフランシスコの愛人のお兄さんのあつーいキスを見てしまってからなんとなく嗚呼!アバンギャルドねと世紀末感じてたのでま、おもしろいところでした。

PS 帰りの飛行機で見た「ジョーブラックによろしく」ってマジ、バブリー!こういう、正義っぽい映画は疲れる。もいっこのアイルランド映画のほうが良かった。「エナミーオブアメリカ」は通信系フェチにおすすめ。単純にハラハラドキドキ。もくじへ

99/4/28 天才かおたくか

なんかさ、今またトランジットの関係でサンフランシスコです。

ひとりはぐれてベラクルスの海で潜ってきました。暑かったよー。あしたは関空やわ。バリバリの関西、またGWはバリバリ仕事に戻ります。

さてワインのネタに戻りますが、そうそう関東の方はカベソっていわないんですってね。関西人ってだいたいカベソ・ナンパー?って普通に言いますけどね。正確な日本語に直すと「カベルネソービニオンは何パーセントですか?」なのですが、まぁ、同じ品種なので許してください。マクドもマックも一緒やんかー。

さて、今回私は決心しましたs。今度から私の新しいワイン講座の一環としてフランスかぶれのためのカリフォルニアワイン講座!なかなか良いネーミングでしょ?といっても私は人に語るほどまだまだ勉強不足なのですが、今回の研修の成果をワイン講座で発揮するからね。だってうちみたいな中小になるとたいした報告書もかかずして終わってしまうから自分で書いてしまおうと思ったわけ。自らの反省も込めてね・・・・

というわけでフランスとアメリカの醸造家の違いは天才かおたくかの違いだけだと思うんです。アメリカは完璧に後者だからね。アメリカの原動力って実は一部のオタクが握ってると思いません?一般人はかなりいいかげんなのはどこの国でもそうだけど、やはりオタクがいないと産業は育ちませんものね。ということでオタクがテーマ。ほんじゃねー、また京都から書きます。もくじへ



この顔はどう見てもオタクにしかみえない。注)オカマではない









99/4/27 Smokers Prohibition!?・・・・

ひつこいっながらもまだアメリカ大陸です。外出先にVAIOを持っていってもほんとうに旅行中は忙しくて部屋に帰ってゆっくりとぱちぱちしたいと思う頃には睡魔が襲ってくるのでたいへんです。

さて、ナパの続き・・・
で、ナパで実は私達が回ったエステートのひとつひとつの感想を述べるのは次の機会にしてカリフォルニアの禁煙事情をお話しましょう。

ま、ご存知のとおり、アメリカって国は健康が大好きで、世界中のエアラインの中で一番最初に全線禁煙をうちだしたり、そのわりにはマルボロってあんたんとこの製品ちゃうん?と言いたくなるのですが、とにかくカリフォルニアでタバコを吸うのは至難の技です。ほんと。犯罪者あつかい。禁酒法が今世紀の初め、で終わりはヤニのプロフィビションですわ。

まず、レストランはもちろんのことバー・ホテルの部屋も不可。ただ例外的にテラスのあるお店で店主が寛大ならオッケーという、まあまあ狂ってます。もちろん健康的なナパバレーで喫煙など言語道断。みーーーーんな、妙に明るくて人が良くて不健康のみじんもない。

で、しかもマルボロ一個がなんと4ドル(¥500)もして、吸う場所がなければもう、禁煙するしかないですね。しかし、私達グループはなぜかモクな方が多くてみなさん苦労してましたが、タバコがさ、一箱¥500もすれば、もうステータスシンボルだよね。だって貧乏人は吸えないでしょ。

それともうひとつ面白いと思ったことは実はグループ研修でわたしたち酒販の小売業者はDEANDELUCAという、アメリカで派手な小売酒販店のナパ支店を訪ねたのですが、なんとそこのお店ではシガー売り場をセラーに変えたそうです。というのも、近年シガーブームと言われてこの酒屋でもシガーを扱っていたらしいですが、税金があがったこともあり、シガーに見切りをつけビンテージもののワインがおいてありました。そんなもんこんな法律があれば吸えないからしゃーないわよな。(半分が税金だって。日本はこの分JRに払ってるらしいけど・・)

私、個人的にはシガーって男性のものだと思ってるし、そんなに思い入れないんですけど、キューバはいいですよ。ま、シガー好きのお兄様方、キューバと国交がないような国でモクることなんか考えずに是非ともラテンアメリカに行ってください〜!もう、混沌しかなくて、たまらん嫌悪感もありますが・・・じゃねーーーー。もくじへ


ヤッピーのたまり場DeanDeluca









99/4/20 常識をたたかれる

ナパバレーからです。
この3日でよくよく数えると80種類以上のカリフォルニアをティスティングし、もうすでにからだがおかしくなっている頃です。飲食関係の専門家たちばかりがナパの啓蒙のために今教育を受けています。(私はミーハーだからちょっと浮いてるのだ)

しかし、私、この3日で肝臓もたたかれましたが本当に今までの常識をたたかれています。

私は今まで恥ずかしい話、「カリフォルニアはフランスの真似してるんやろ」と内心思っていましたし、カリフォルニアワインをみなさんにお勧めするときもなにかとカジュアルさを売りにしてきました。

しかし、実際これだけのワインを飲んでみるとワイン界の常識をことごとくたたかれているのがわかりました。私は今までボルドーのスタンダードしか知らなかったのです。つまり、ボルドーを基準にしてカリフォルニアは甘いとかチリは粗いとか、日本は薄いとか生意気なことを考えていましたが、それは誤りです。

カリフォルニアにはカリフォルニアのスタンダードがあり、ボルドーにはボルドーのスタンダードがあるのです。誰が偉いとか誰が劣っているかの問題ではなく、違う土地に違う品種を植えても同じものが作れるわけがないのです。

こんな基本的なことを私は知らずしてこの数年かをワインビジネスで過ごしてきて今、本当にショックを受けています。反省もしています。

実は私にとってナパバレーは10年ぶりの訪問でした。

10年前はそれことカリフォルニアもまだまだボルドーの真似に必死でした。しかし今日、彼らは新しいスタンダードをもうそろそろ確立しているのです。ただ、フランスやイタリアに行くともちろん、彼らの時間のスパンの長さや、彼らの伝統への死守の努力も素晴らしいです。そして、日本も恵まれない気候条件の中、あれだけ素晴らしいものを作ってるのは本当にすごいことです。

ほんとうにほんとうにまだ3日間しか経ってないけど、私今、常識をたたかれています。ほんとうにショックです。たとえ、どんな生産者であろうとも自分に与えられた条件の中で必死に作っているのです。

また帰ってから、いろんな国のワインをいろんな形でみなさんにご紹介できることを楽しみにしています。アメリカの情報産業と農業はほんま、すごいわ・・・・・・もくじへ



試飲か研修かよっぱらいか
試飲+醸造家へ質問攻めばかり1回15種類ぐらいx3回x5日間











99/4/19 ナパバレーです!

うわーーい!
ということで、今ナパバレーにいます!ととぼけてるあたし。ということで、ワインインスティチュートという、アメリカのワイン団体のお招きで15名のジャーナリストやソムリエ、酒販小売の若手たちと一緒に研修か単なる飲みの旅に来ています。お天気ええわぁ・・・・で、行きの飛行機でやたらファーストの客が多いなぁと思っていたら、どっかのお医者さんの学会があったみたい。もちろんわたくしはエコノミー!学会に同行の製薬会社の人々ももちろん我々と同じエコノミーでした。ま、社会の縮図やね・・お互い頑張ろうね。

そして断腸とじゃない我々の団長さんはあのツールダルジャンの去年のソムリエ日本一の石田博く〜ん!(ツーショットとってねと今から頼んでるあたし。。。彼が年下と聞いてがっかり・・)ミーハーやなぁ。。。

と、最初の興奮はありましたが、今日午後やっと着いて、いきなりモンダビでウエルカムディナーっ

で、今疲れて帰ってきたのですが、モンダビを語らずにナパを語るなといいたかったのでしょうか。まだ5種類ぐらいしか利いてないのですが、ミーハーとしては、もう雰囲気だけで酔ってしまって。。大変。FIVE CAINESとかジョセフフィリプスのヴィオニエとか飲ませてもらってまた興奮!あかん!私みたいなミーハーを連れてきたらもう、研修の意図がなくなる・・・・やばい。

ナパの生産者組合の会長さんがジョセフフィリプスの社長さんで、うちの「インシグニア1995良かったよ」とまぁ、お世辞というか、売らせてもらってるし、お話のきっかけでも・・と思ってお話したところ

「なんでそんな良いワインを君が売ってるんだ!?」とばかり、説教が始まり、収穫時期がぎりぎりまで遅かったことなどお話していただきました。インシグニアはまったくのフランス的スノッブな哲学のもと生産量もかなり抑え、最高の土地でアメリカの最高の技術を惜しみなく注ぎ込んでるとおっしゃってました。

うん、アメリカって、個人的にそんなに好きな国でもないし、ワインもどうなん?!とかなり懐疑的な私ですが、今回のこの研修で私はアメリカ教に改宗するかもしれません。そのときはそのときで許してね。だって、ミーハーなんだもん!!

・・・しかし、ワインの高品質に驚いてるばかりではありません。落ち着いてみてみるとモンダビのゲストルームの絵の趣味の悪いこと・・・・まるで春画。ちょっと下品なエッチ画なのよ・・・

「あんた!あの天下のムートンとジョイントしてる割に絵の趣味わるおすなぁー」とモンダビの担当者に訴えたところ、「マダムモンダビが若手のアーティストを助けてるんだから許してくれ」と担当者も私と同じ意見でした。ま、許してあげよう。ということで、しょーもないネタばかりになるかも知れませんが、小仲りつここれから5日間、ワイン漬けの日々を送ります!!もくじへ



中尾ミエ
98年度ソムリエ日本一とモンダビにて林家パーコ



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